「自分の考えがわからない」
「自分の意見がない気がする」
「やりたいことが思いつかない」
そんな相談、すごく多いです。
「自分らしく生きたい」
「何か表現してみたい」
そう思っても、いざ何かを始めようとすると──
「何をしたいのかが、わからない」
なぜ、“自分の想い”に気づけないのか?
それは、感情に蓋をしてきたから。
正確に言えば、長年、感情に蓋をし続けてきた結果、
「感じる」こと自体が遠のいてしまっているんです。
感情は、心から湧き出る“想い”の源
喜び、怒り、哀しみ、楽しみ。
いわゆる「喜怒哀楽」。
この感情たちは、本来わたしたちの“想い”そのもの。
「嬉しい!」「いやだ」「悔しい」「悲しい」
そんな言葉を通して、心が自分の本音を教えてくれている。
でも──
社会の中で暮らす中で、いつの間にかこうなっていませんか?
- 感情を出すと迷惑かもしれない
- 変な人と思われるかもしれない
- そんなこと言っても仕方ないし…
特に“怒り”や“哀しみ”は抑え込みがちです。
幼い頃の「我慢」が、心のクセを作る
思い返してみてください。
- 本当はやりたくなかったのに、やらなきゃいけなかったこと
- 言いたかったのに、言えなかったこと
- 嫌だったのに、「我慢しなさい」と言われてきたこと
そんな経験、ありませんか?
小さな我慢の積み重ねが、こう心に刻まれる
「あ、自分の想いって、聞いてもらえないんだ」
「素直に感じたまま言ったら、嫌われるかもしれない」
「本音を出すと、愛されなくなるかも」
そうやって心が感じたままの想いを
【表に出さないクセ】がついていきます。
実際には起きてないのに、頭の中では“そうなる気がしてしまう”
「どうせ言っても…」
「これ言ったら嫌われそう…」
実はそれ、【過去の記憶が作り出した“考えグセ】かもしれません。
でも、私たちは無意識のうちにその“フィルター”で物事を見て、
本当の想いや感情に気づかなくなってしまう。
あなたは、小さい頃どんな我慢をしてきましたか?
- 本当は何が言いたかった?
- どんなふうに過ごしたかった?
- 何をやってみたかった?
- どんな気持ちを伝えたかった?
ちょっとだけ、
あの頃の自分を思い出してみてください。
「もう我慢しなくていいよ」って、自分に許してあげてください
「嫌だって言ってよかったんだよ」
「泣きたかったら泣いてよかったんだよ」
「本当はこれがしたかったんだよね」
そんなふうに、当時の自分に“許可”を出してあげること。
それだけでも、心は少しずつほぐれていきます。
自分の想いを感じていい。解放していい。
心の奥にある本音や想いは、
今でもちゃんとそこにあります。
ただ、長い間「出しちゃダメ」と言われ続けてきただけ。
今こそ、自分に優しくしてあげませんか?
「自分を大事にする」ことは、未来の自分にとっての光
- 自分の気持ちに寄り添ってみる
- 自分の声をちゃんと聞いてみる
- 自分を労ってあげる
そんな一歩が、自分の想いに気づく道しるべになります。
どうか今日も、
少しでも自分に優しくできる一日になりますように。