最近、「備蓄米が2000円で販売されて行列ができた」というニュースをやってますよね
「お米が高騰してるから、備蓄米を放出して価格を安定させましょう」という流れですが、
たしかに言ってることはわかるんですが
ちょっとモヤっとする部分もありました。
備蓄米って、そもそも何のためにあるの?
備蓄米は、“いざというとき”のために国が税金で買い取って保管しているもの。
災害や飢饉、戦争や供給障害など、有事の際に国民を守るための“食料の盾”みたいなものですよね
それを税金で買い取っているわけです。
その米を、普通の年に、
「価格が高いから」という理由で
2000円で売って、ドヤ顔するって……?
無料とは言わないですけど
税金で買った米をさらに売るんだなって
確かに流通など経費はかかるとは思いますが
「おいしいです」「新米と変わりません」っていうけど…
ニュースでは「味は新米と変わらない」とか「意外と美味しいですよ」と紹介されてました。
それはいいことだなと思いますし
さすが日本
素晴らしい保管技術だなと思います。
でもそうなら──
新米は海外に輸出して、
日本人が備蓄米を並んで買うって、
ちょっと順番がおかしくないか…?とも思ってしまいました。
毎年備蓄米を蓄えていくというより
毎年備蓄米から輸出用に回して
新米を日本人に食べてもらう
そんな形でもいいんじゃ無いの?
と思ってテレビを見ていました
安くなったから、嬉しい──本当にそれだけでいいのか?
備蓄米を安く売ることが“助け合い”なのか?
“流通対策”なのか?
“人気取り”なのか?
その裏にある構造や仕組みを見ずに、
ただ「ラッキー!」と喜ぶだけでいいのか。
なんだか、
食料問題の根っこを隠したまま、
誤魔化されてるように見えて
来年行こうとお米だけではなく
様々な食の問題は起こるんだろうなと
思います
お米は毎日の食卓に並ぶもの。
安心できる、当たり前にある食べもの。
だからこそ、それがどう流通しているのか、
誰がどんな意図で動かしているのか──
この機会に個人個人が考えたり
国の仕組みも改めてみたり
少し立ち止まって、考えてみてもいいんじゃないかなと思います。
なんにせよ
備蓄米を一度食べてみたい
どんな味なのか?味がどう違うのか?
気になるのでした