就職活動を通して、基本的に
誰もが最初に「仕事」を選びます。
専門学校や大学を卒業すれば、
当然のように「働かなければ」と動き出す。
周囲も言います。
「そろそろ就職は?」「いい会社入った?」
「安定してるとこ選びなよ」
「とりあえず仕事しなきゃね」──
このとき、多くの人が
【仕事は生活のためにするもの】と考えます。
「働かないと生きていけない」
「お金を稼がないと生活できない」
だから就職する、だから仕事を選ぶ──
つまり、生活やお金のために働くという発想。
当たり前なのかもしれないですけど
本当に当たり前なのか?
「好きなことを仕事にする」では続かない?
一方で、SNSやYouTubeでは「好きを仕事にしよう」という言葉が並んでます。
「好きなことをして生きていく」「情熱を持てる仕事を」
そんなメッセージに惹かれて、“好き”を軸に職業を選ぶ人も増えだと思います。
実際、それで夢を叶えた人もいます。
しかし
「好きなことを仕事にしたはずなのに、辞めていく人」もまた多いのも事実です。
というか圧倒的かもしれません。
- 思っていたのと違った
- やりがいがない
- 人間関係がしんどい
- プライベートがなくなった
- なんのために働いているのかわからなくなった
最初はキラキラしていた“夢”が、
数ヶ月、数年経つと
“違和感”や“葛藤”に変わっていく。
これはなぜなんだろうか?
「好き」だけでは、乗り越えられない壁がある
実は、「好き」という感情だけで仕事を選んでしまうと、
現実とのギャップで苦しくなることがあるんです。
なぜなら、仕事とはただ楽しいだけじゃない。
- 忙しい日もある
- 思った通りにいかない日もある
- 人との関わりに疲れる日もある
- 求められる成果が重く感じる日もある
そんなとき、「好き」だけでは踏ん張れない。
“自分の人生において、本当に大切にしたいこと”を理解していないと、簡単に心が折れる。
自分の「優先順位」を知らないまま働いていませんか?
- 旅行に行きたい
- 友達と遊びたい
- 家族との時間を大切にしたい
- 週末はのんびりしたい
- 1人の静かな時間が必要
こういった
“本当は自分が大事にしたいライフスタイル”を見て見ぬふりして、
「社会人だから」「ちゃんと働かないと」と、優先順位を逆転させてしまう。
結果どうなるか?
「本当はこれがしたかったのに」
という我慢が積み重なり、ストレスとなり、
やがて仕事へのモチベーションすら失ってしまうんですよね。
じゃあ、ブラック企業に耐えられる人はなぜいるのか?
実は、自ら望んで“厳しい環境”に身を置いている人もいます。
たとえば──
- お金をたくさん稼ぎたい
- 高級車に乗りたい
- 独立して成功したい
- 「すごい人」と言われたい
- 社会的信用がほしい
こういった【欲しい未来】が明確な人にとっては、
多少のハードさは「通過点」「修行」と捉えられるんです。
周りから見たらブラック
しかし
自分が本当に望む未来に繋がっているなら、それは“納得できる努力”になる。
だから問い直してほしい──
あなたは、お金を稼ぐために生まれてきたのか?
あなたは、仕事をするために人生を生きているのか?
“人生の中に仕事がある”のか、“仕事の中に人生がある”のか?
仕事に真剣に向き合うことは大切です。
でも、【何のために向き合うのか?】を知らずに頑張っても、
いつか必ず心がついていけなくなる。
人生の優先順位を知らずに働くことは、
コンパスを持たずに航海に出るようなものなんです。
次回に続く・・・