「好きなことをすれば続くよ」
「やりたいことなら継続できるよ」
確かにその通りです。
でも実際は、「大好きで始めたはずなのに、なぜか続かない…」ということも少なくありません。
それ、あなたの意志が弱いんじゃないんです。
むしろ“頑張りすぎる”人ほど、続かなくなる落とし穴があるんです。
マラソンを例にするとわかりやすい
僕の趣味はマラソンなので、そこから例えるとよくわかります。
運動が苦手な人や、ダイエット目的でランニングを始めた人がよく立てる目標はこんな感じ。
- 毎日3km走る
- 毎日30分走る
- 毎日必ず運動する
ランナーから見れば
「それくらいならいけるやん」と思うかもしれません。
でも、走るのが苦手な人や、運動習慣がない人にとっては、これがめちゃくちゃしんどい。
初日、2日目はなんとか気合いでこなしても、
3日目には「しんどいな…」「今日はやめとこかな…」と、自然と気持ちが下がっていきます。
しんどい記憶が、“やる気”を消していく
問題は、最初の体験が「つらかった」「しんどかった」記憶になること。
すると次にやろうとしたとき、
脳が勝手に「またあれをやるの?」とストップをかけてくる。
「走る=しんどい記憶」が刻まれてしまったんですね。
だから腰が重くなる。
これが、【最初から頑張りすぎる】ことの怖さです。
継続のコツは、【あまりに簡単なこと】から始めること
では、どうすれば続けられるのか?
それは──
「やりたくなる気持ち」を自分の中に育てること。
たとえばジョギングなら、
「毎日走る」なんて目標はいりません。
まずは「靴を履く」だけでOK。
玄関に立つだけでもOK。
3日続けられたら、次は10メートルだけ歩いてみる。
…めっちゃ簡単ですよね?
でも、それでいいんです。
やりたくなる瞬間を、ちゃんと作る
毎日少しだけやってると、ある日こう思います。
「…物足りないな。」
その瞬間がチャンス!
「じゃあ20メートル歩いてみようかな」
「次は100メートル行ってみようか」
って、自分の中から“やりたい”が湧いてくる。
主体性が芽生えてきます
筋トレも同じです。
最初は腹筋1回。テレビ見ながらでOK。
3日もすれば「1回は少なすぎるな」と感じ始める。
→ 5回 → 10回 → 20回と、自然に増えていく。
それと同時に、体も少しずつ変わっていって、また嬉しくなる。
その喜びが、さらに「やりたい!」を
加速させてくれるんです。
続けるカギは「簡単・気楽・楽しい」
- 最初から頑張らない
- 成果を急がない
- 無理なノルマを作らない
大切なのは、“やらなければ”ではなく、
“やりたい”という気持ちを自分の中で育てること。
継続は力なり。
でも、“続かないやり方”では、力にならない。
焦らず、気楽に、愉しみながら。
あなたの中にある「やりたい」を少しずつ育てていきましょう!
頑張らなくても続く方法は、ちゃんとあります。
むしろ、頑張らない方が続くこともあるんです。
さあ今日も、気楽にスタートしてみましょう!
まずは靴を履くだけでも、立派な一歩です。