時間があるから、終わらない? ― パーキンソンの法則と向き合う働き方

「この仕事、今日中でいいからね」

そう言われた仕事に、つい1日かけてしまったことはありませんか?


実はこれ、人間の自然な行動パターンなんです。





■ パーキンソンの法則とは?



「仕事は、与えられた時間の分だけ膨張する」


たとえば――

本来は14時に終わるような仕事でも、

「17時までかけていいよ」と言われると、なぜか17時までかかってしまう。


“時間がある”と思うと、集中力がゆるみ、

仕事そのものがダラダラと広がってしまう現象です。





■ 「ゆっくりやること」が悪いわけじゃない



丁寧に仕事をする。

無理をせずに確実に進める。


その姿勢はとても大切ですし、何も否定するつもりはありません。


でも――

時間をかけること=価値を生むこと、ではないというのもまた事実です。





■ 「早く終わらせる」ことの本当の意味



もし今日の仕事が14時に終わるとしたら、

残った時間をどう使いますか?


  • 少し余裕をもって、次の仕事の段取りを考える
  • ちょっとした清掃や、細かな気配りに回る
  • 新しい挑戦や改善に向けた“ゆとりの時間”を確保する



時間の“余白”は、可能性そのもの。

そこに価値を見出せるかどうかが、

“働き方の質”を変えていくと僕は思っています。





■ 目的のない「時間消費」は、もったいない



定時までかかる前提でゆっくりやる、

特に理由もなく時間を埋めるように動く。


それが癖になってしまうと、

本来得られたはずの

“成長の時間”や“自分の自由な時間”を、

無自覚に失ってしまうんですよね。





■ 「仕事時間」ではなく「価値の時間」を意識しよう



大切なのは、

「何時間働いたか」よりも、

「その時間で何を生み出せたか」ではないかと思います。


  • 決められた時間を“埋める”仕事から
  • 価値を生み出す“動き方”へ



そんな働き方を、これからも一緒に築けるような人と働ければと思います