仕事をしていると、たまにこういう場面に出会います。
「自分の仕事は終わったから、もういいや」
「これは私の担当じゃないし」
「きっと誰かがやってくれるでしょ」
「私が頑張らなくても誰かが・・・」
でも、僕は思うんです。
仕事って、
【誰かがやってくれる】ものじゃない。
■ 大人数の職場なら、確かに何とかなるかもしれない
確かに、スタッフがたくさんいる職場であれば、
誰かの手が空いていて、代わりにやってくれることもあるでしょう。
その結果、「なんとかなった」ことがたくさんあるかもしれません。
でもそれって、
“誰かがやってくれていた”という事実の上に成り立ってるんですよね。
■ 見えない誰かに支えられてるだけかもしれない
自分は気づいていないけれど、
他の誰かが負担して、穴埋めして、フォローしてくれている。
でもそのことに気づけないと、
「私はちゃんとやってるのに」とか
「別に迷惑かけてないし」と思ってしまう。
■ そしてある日、言われる。「え、そんなつもりじゃなかったのに」
でも、気づけてない人って、
指摘されたときには、
もうだいぶ“溝”ができていることが多いんです。
「え?そこまで悪いことしてたの?」
「そんなつもりじゃなかったのに」
でも、もうその“つもりじゃない”行動が、
ずっと積み重なっていた。
■ 少人数の現場では、逃げられない
個人店や少人数の現場では、
そのズレがすぐに見えてしまいます。
誰かがやってないと、すぐわかる。
誰かが手を抜くと、すぐに響く。
だからこそ、気づいてもらえるチャンスもある。
そのときに、自分を変えられる人になるか、
「やっぱり無理です」と言って去るか――
結局は、自分次第なんですよね。
■ 自分がやらなかった分、誰かがやってくれている。
これはきっと、仕事を続けていく中で
何度も向き合うことになる
“気づき”だと思います。
自分が手を止めた分、
誰かがしんどい想いをしているかもしれない。
自分が「これくらい…」と思った行動が、
周りには積もり積もって見えているかもしれない。
■ 結局は、“自分がどうありたいか”なんだと思う
仕事を誰かのせいにしない。
仕事を、
誰かがやってくれる前提で動かない。
それって難しいけれど、
自分が仕事に対してどう向き合っていきたいかを考える、
すごく大切な視点だと思います。