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「またか」と思われたら終わり。 “悪気のないミス”が信頼を壊していく理由

「すみません、ちょっとしたミスでした…」

「ごめんなさい、悪気はなかったんです…」


そんなふうに謝ってくれる人はいます。


たしかに、ひとつひとつは小さなことかもしれません。


でも、そういったミスに毎回こちらが気づいて、カバーして、動かなければならないとなると──

少しずつ、気力も時間もすり減っていくのを感じます。


最初は「まぁ仕方ないか」と思えても、

それが日々積み重なっていくと、

心の中に、こんな気持ちが芽生えてきます。


「また今日も、何かあるんちゃうかな…」


そして気づけば、

その人と関わることに対して

自然と身構えてしまっていることもあるかと思います



毎日の“なんかミス”が積もると、しんどい



本人からしたら些細なことでも、

こっちからしたら、**またか…**ってなる。


「今日もきっと何かあるんだろうな…」

「ミス前提で、先回りして準備しないと?」


って、心の中で考えてしまう


そして、

こうなった時点で実はもう危ない。





“いつも何かある人”になってしまったら、



信頼は確実に遠のいていく。


仕事を任せるのが怖くなる。

気を遣って、頼みにくくなる。

フォローする側にばかり負担がかかる。


そうなると、

チームの空気が少しずつ重たくなっていく。





じゃあ、なぜその人はミスを繰り返すのか?



これは、よくあるパターンがあって…


  1. 自分の行動がどう影響するか、想像していない
     → その場しのぎで行動してるから、周囲の負担に気づかない
  2. 一回のミスを深掘りしない(振り返らない)
     → ただ「すみません」で済ませてしまう
  3. 自分のせいで誰かが困っていることに鈍感
     → ミスを「自分だけの問題」としてしか見ていない
  4. “誰かがフォローしてくれる”と思っている
     → 無意識に人任せ。だから改善が生まれない






“悪気がない”では済まされない



「わざとじゃない」

「忘れてただけ」


──気持ちはわかる。

でも、それで毎回誰かが疲れてるなら、

**もうそれは“個人の問題”じゃなくて、

チームにおける“信用の問題”**なんですよね





ミスより怖いのは、「信頼のヒビ」



ミスをゼロにするのは難しい。

でも、それにどう向き合うかで、信頼は変わる。


・ミスを素直に認めて、すぐ直す

・原因を振り返る

・次に同じことが起きないように考える


その姿勢だけで、

周りの見方はガラッと変わると思います






ミスそのものより怖いのは、

「またか」と思われること。


小さなミスでも、

それが日常になった瞬間、

信頼は静かに、確実にすり減っていく。


「任せて大丈夫」

「この人なら安心」


そう思ってもらうには、

【当たり前のことを、ちゃんとやる】しかない。


「悪気がない」は、言い訳にならない

気づいたら、直す。

その姿勢が、信頼を守る唯一の方法かと思ってます。